ぐでぐで鉄道模型 日記

私の趣味の鉄道模型について紹介してゆきます

#17 近鉄3000系

 近鉄3000系京都市営地下鉄烏丸線との直通運転対応の試作車として、近鉄初のオールステンレス、制御方式に電機子チョッパ、全電気指令式空気ブレーキを採用して、4両編成1本が1979(昭和54)年に京都線に登場しました。

 編成は京都寄りからク3501(cT)-モ3001(M)-モ3002(Mc)-ク3502(Tc)で構成され、当初は京都・橿原線に3両編成運用が存在していたことから、ク3502を切り離すことが出来る構成となっていました。

 ブレーキが在来車との互換性が無く、他形式との併結運用が出来なかったため、1991(平成4)年に在来車と同様に改造され、他形式との併結が可能となりました。この際、モ3002の運転台が撤去され、4両固定化されています。

 2002(平成14)年には車体側面の方向幕の設置やモ3002前面の前照灯・尾灯が撤去されました。

 

 Nゲージ模型の完成品では3両編成バージョンでエンドウから出ていましたが、近年になって鉄道コレクションでも4両編成の登場時の姿で数量限定で販売されました。

 私は鉄道コレクションの「近鉄3000系4両セット」と、鉄道コレクションで販売される以前に、グリーンマックス近鉄8810系エコノミーキットを利用して側面方向幕が設置された後の姿(4両編成)を製作したものを所有しています。

 いずれの編成も動力車が付けておらず、自走出来ない為、京都寄りの先頭車の連結器をTOMIXのTNカプラーに交換し、以前紹介した近鉄9000系と併結し、走行させています。

  

鉄道コレクション車両)橿原神宮前寄りの先頭車ク3502。3両編成運用時はこの車両を切り離していました。

鉄道コレクション車両)モ3002。登場当初は運転台が付いていました。

鉄道コレクション車両)モ3001

鉄道コレクション車両)京都寄りの先頭車ク3501。

(エコノミーキット・車体側面に方向幕設置後の姿)橿原神宮前寄りの先頭車ク3502。車体側面のコルゲートはグリーンマックスの「コルゲートシート」を利用しています。

(エコノミーキット・車体側面に方向幕設置後の姿)モ3002。運転台撤去後も乗務員扉は存置されています。グリーンマックス近鉄8810系キットをそのまま利用したため、中間車の側面を改造して再現しました。

(エコノミーキット・車体側面に方向幕設置後の姿)モ3001。

(エコノミーキット・車体側面に方向幕設置後の姿)京都寄りの先頭車ク3501。

京都寄りの先頭車の連結器は他形式の併結のため、TNカプラーに交換。

車体更新後のモ3002の前面前照灯・尾灯撤去後を表現

3000系自体に動力車を組み込んでいないため、走行させるときは専属に動力のある近鉄9000系を併結させます。9000系名古屋線転属前の京都線急行の6両編成運転のイメージです。

                   (これまでの紹介車両数:84両)

 

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