ぐでぐで鉄道模型 日記

私の趣味の鉄道模型について紹介してゆきます

#29 近鉄12200系

 近鉄12200系は、かつて軽食などの提供を行った「スナックコーナー」を備えていたことから「スナックカー」とも呼ばれ、1969(昭和44)年に登場しました。1976(昭和51)年までに2両編成31本、4両編成22本、6両編成3本の合計168両が製作され、近鉄特急車両の一大勢力を築きました。

 1985(昭和60)年より車体更新工事により前面に方向幕が設置され、客室の内装も変更されたほか、1990(平成2)年より室温と静寂性を保持するため、出入り台と客室の間に仕切りが設置されました。

 一部の車両についてはパンタグラフがひし形から下枠交差式に変更され、1988(昭和63)年には120km/hへのスピードアップ対応のための改良工事が実施されました。

 1971(昭和46)年に衝突事故で2両が廃車となり、後継車系の22000の登場や乗客数の減少による特急列車の削減などにより、2000(平成12)年から本格的な廃車が始まり、2021(令和3)年2月をもって全ての運用を離脱しました。

 一部の車両は2005(平成17)年より塗装変更を行い、団体専用列車「あおぞらⅡ」に格下げされ、形式も15200系に変更されたほか、12249Fは塗装変更・形式変更を省略し、12200系の姿のまま「あおぞらⅡ」に格下げされました。

 Nゲージ模型の完成品では、グリーンマックスから発売されており、当鉄道では「品番4064 近鉄12200系スナックカー 基本4両編成セット(動力付き)」を所有しています。動力が古い製品のツインモーターで不調となったため動力車を外し、走行させるときは他形式と併結させています。

大阪難波・京都寄り先頭車モ12200形。2基のパンタを装備しています。

中間T車サ12120形。床板・床下機器は元々の製品のものではなく、エコノミーキットの余剰品の流用です。床板は簡単に取り外しが可能で、コアレスモーター動力ユニットを装着出来るようにしています。

中間M車モ12020形。元々の製品ではこの車両が動力車でした。床板・床下機器はサ12120形からの移植したので、台車形状・床下機器構成が実車とは異なります。パンタグラフは下枠交差型に変更しています。

奈良・名古屋・伊勢志摩寄りの先頭車ク12300形。

                  (これまでの紹介車両数:138両)

 

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